村上キャンプさんの話。
スクリーンの特典ペーパーで(出版社ペーパーだったかな)
前回のコミックスを出していただいたとき、某サイトさんのレビューで
「もうひとつ、大きな事件が起きればもっと良かった」というご意見を書いて下さった方がいて、
なるほどなーと思い
今回はそういうものも意識してお話を作ってみました。
良いものを届けたいと思っているけど、それを自分で判断することはなかなか難しい。(中略)
要するに、何が言いたいかと言うと、ご感想いただけるとお中元とか送りたくなるくらいめっちゃうれしいので、
なにかありましたら教えていただきたい!!ということです。
この人はすごいと思った。
自分だったらそのち○ちるのレビューを見て落ち込んだだけで終わるかもしれません。
このブログもち○ちる、ツイッター、読書メーターで感想書いてる人もそうだけど
作家に見せる前提で書いてないのね。
みんな良い物は全力で最高って言いたいし、うーんって思ったことも同じように言いたいと思ってるはず。
だから、読者(自分)的には、作家はネットの情報をシャットアウトして、
信じるものはファンレターだけであったほうがいいと思ってるんだけど
そういうのをちゃんとわかったうえでこうやって言える人って
なかなかいないと思うのね。
すごいメンタルが強いよねw
ただでさえ面白い(お中元)のにこんなに心も広いのかって。
特にBLは他のジャンルの漫画より良くも悪くも作家と読者の距離が近いからね。
近すぎる。
つい最近、同じようにレビューサイトでちょっと辛口の感想を書いたらツイッターで本人にブロックされたって話を聞いたばっかりだったし(そういうスタンスの人もいるという話)
これあとがきに書いたほうがよかったんじゃねーかってくらい感動した。
いや、歩フェス(グラビア)は歩フェスで最高だったけど。
エゴサはやめたほうがいいっていう自分の意見は変わらないけど(笑)、
このペーパーを読んで、もっとキャンプさんのこと好きになりました。
お中元ってあたりのセンスがキャンプ氏
どうでもいいけどキャンプってカレー屋のカレーは可愛くて美味しいのであった。名前ここから取ったんじゃないかなと思ってるんだけど違うかな?
自分の話
当然自分も良いことばかり書くわけじゃないし口も悪いので(だって、いいことしか書いてない文章ってつまんないでしょ?)、
作家さん本人や編集氏が「ブログ見てます」「紹介してくれてありがとうございます」って言ってくれるのは本当に言葉で言い表せないくらい嬉しいし、ありがたいことです。
やっぱり、なんて心の広い人なんだろうって思うし、忠誠誓うってくらい嬉しいよね。
自分の場合は基本的にこのブログやツイッターは描き手が知らなくてもいい存在です。(好き勝手書いてるから)
アンケや手紙はどうしても本人のもとに届くまでにタイムラグがあります。(最近どこも早いけど)
だからツイッターのリアルタイム意見もすごく大事。
漫画描いてても孤独だしモチベーションとか上がらないし下がる一方だし毎月〆切に追われ同じルーティンが繰り返されて時間の速度が異常に速く感じ何の為に生きてるのかわからなくなる時があるけどTwitterでリプ頂いてやる気出たり目の前に読者の方がいるような実感ができてほんと感謝してます。
— 佐藤健太郎 (@kentarosato1201) 2016年6月19日
なんだけど、自分の場合、リプする=同時にこのブログの存在を知られることになるので、
その分雑誌/コミックスの発売からできるだけ早くアンケートやらを出すようにしています。
作家さんのアカウントもフォローしないようにしてるし(フォロバしてくれる人もいるから)
自分の存在っていうのは、なるべくなら目に入らないほうがいいに決まってて、
自分の言葉で描き手が傷つくというのは絶対避けたい事態なんですね。
しかし絶対の回避は無理なので、検索から来てくれたやつとかはもうしょうがないです。
作家さんも1人の人間である。
ロボットから娯楽が生み出されているわけではない。
一部下書き状態の時とかいやこれ1人で描くのって本当に大変だよなと思いながら読んだりする。
そこにお金は介さず、お金払って買ったとかは忘れていて、ただ1人が描いた作品として見てるっていうか。
それと同時に自分は半々で読者の立場になって書いていきたいんだよね。
読者ならではの目線ってあるしどういう基準で買うとかここが気になる、修正によって買うか決めるとか自分もすごくわかるから。
っていうキャンプさんから派生した自分の応援スタンスの話でした。