うちの父親は胃ガンステージ3、心筋梗塞のダブルパンチです。
それを踏まえて何食べの2巻を見返しますとね
シロさんのお父さんは肺がんステージ3ですが
#15でこんな会話があります。
シロさん「佳代子さんはお父さんがガンだって分かった時どう思った?」
佳代子さん「うーん
正直父がガンだって聞いた時一番最初に思ったのは
「ああガンになったのが母じゃなくて良かった」
って事だったなあ」
これ、ほんとなんだよねえ。
手術のとき、シロさんが
シロさん母「今まですがった神様誰でも構いません!
どうかどうかお父さんの命をお助けください・・・!!」
シロさん「・・・お母さんって
結構お父さんのこと好きだったんだ」(びっくり)
シロさん母「当たり前じゃない大好きよ!!好きに決まってるじゃない!!」
って会話があるんだけどこれもほんとなんだよねえ。
え?死んだほうが都合いいんじゃないの?って感じだったのでびっくりしました。(うちの母の場合)
よくよく考えてみれば自分が生まれる前より一緒にいるわけだから、本人にしかわからない思うところがあるのかもねえ。
自分は親にも何にもなることはないのでそのへんはわかりませんが。
自分の場合は佳代子さんよりもっと酷くて
ああ将来介護しなくて済むなって思ったんだけど
心筋梗塞なって手術終わったとき もちろんそのまま入院なので
「頑張ってね・・・」って握手したときそれまで特に尊敬できる人間ではなかったのでなんとも思ってなかったのにすごく泣けました。
生きてるっていう体温を感じると泣けるのかもしれません。
自分もなんだかんだいろいろ思うとこがあったのかもねえ。
しかしジャンクフードラーメン大好き酒大好きタバコ大好きだったのでこうなるのも当たり前です。
若先生のお嫁さんがこう言うシーンがあります。
大先生「あのね春奈さん 修の身体のことなんだけど・・・あの・・・何だか最近お腹まわりとかすごいでしょ
だから食事の量とかもう少し減らしてもらえたらなって・・・」
嫁「あたしのせいだっておっしゃるんですか?
私を見てもらえればわかる通り私はちっとも太ってません!
修さんが勝手に夜中に物を食べたり毎晩晩酌するからああなったんです!」
これはその通りです。あなたの作る食事が悪かったんじゃないの!?とは言わないでいただきたい。
家でどんなにいいもの作ってても、外で食べてきますから。
しかし病院に行くのが遅すぎたので「年内生きられるかわからない」って言われてたのに抗がん剤投与が11月からだったんです。
こんなにのんびりしてていいのかねえ・・・
あと20~30年したらガンは風邪と同じ治る病気になってるかもしれませんね。
シロさん「俺手術中って家族は待合室かなんかでずっと待つんだと思ってたよ」
シロさん母「お父さんの病室で待つのよ」
これもその通り。
で担当だった先生が変わり者だったかはよくわかりませんが、最近の手術って取った胃袋を見せてくれるんですよねえ。
そしたらね、先生「これがガン細胞です」ってガンがくっついてるところってほんとに黒いの!
パンの焦げたのがそのままくっついてる感じです。
あれそのまま焼肉屋で出てきてもなんら違和感ないビジュアルだった。
何食べは5年に1回くらい見返すと景色が違って見えるかもしれませんね。
そうそう7巻でジルベールがデイトレーダーだっていう話が出てきますけど
それを見て「そうか!トレーダーになれば働かなくてもいいんだ!」ってそっから派生して今の仕事になっています。
で、結局ワタルくんと同じような生活ができています。
自分としてはあんまり意識したことなかったけど、結構Yなが漫画に人生を変えられているかもしれません。Yながさん、ありがとう!