先日の「ロマンティック上等」が大変に面白かったので、
森世さんの前作も引っ張り出してきて読みました。
なんで早く読まなかったんだろってくらい面白かった!
森世さんも、さとまるさんみたいに
一癖ある話を描かれますねー。
エロ ★★★
みっともない恋
表題作は、精神的・肉体的DVのお話ですね。
大学で攻めに出会うんだけど、受けの心の中には、ずっと
昔死んだ好きな人がいるって話。
お墓の前でやることやってます。。
とにかく攻めが話を聞かないw
外面良くて好青年なんだけど、
「俺が好きならできるよな?」→口答えしたら平手打ち
の典型パターンw
「受けが喜ぶようにしてるつもりなのに・・・なんでかな・・・
演技なのかな・・・嘘・・・?」
「お前を完璧に閉じ込めて血縁全員殺さないと終われないのかよ?」
ってメンヘラ成分も配合
受けのこと2週間も外に出さないとか。
2週間ってあーた、さすがの自分も2週間外に出なかったことはないわ
相当気が滅入りそうw わりと頭がおかしくなってくるだろうな~
受けは誰かと付き合うこと自体が初めてだったから、
「この人はおかしい」って比較対象もなくて、強く突っぱねられないんだよね。
「咳するとすごいお尻きゅうきゅうする」って台詞がなんか好きだったw
そらそーなるよなと思ってww
受けの気持ちがこっちに向かないことが不安でたまらなくなった攻めが、
ヒステリー起こして墓をめちゃくちゃに荒らすんだけど、
墓石って意外と簡単に倒れるんだ。
あれ全部で一個の石かと思ってたしめちゃくちゃ重いと思ってた。
パーツ(?)でできてたのか~
やろうと思えばひっくり返せるくらいの重さってなんかじわじわくるw
アリマくんは、自分の墓が破壊されてくところを天国から見つつ、
「受け、その人はかわいそうな人なんや。救ってやれ」って思ってたかもしれんな
受けの友達が「お前最近傷めっちゃ増えてるじゃん。大丈夫なのかよ!?」って気にかけてるのを、
攻めが「浮気だ!」って勝手に勘違いしてモップで叩いて成敗するんだけど、
その後の台詞
「受けはペニスが好きなんだよな、
俺一本じゃ足りなかったんだ」
突然のペニス噴いた
ちんこじゃダメなのそれ?
育ちがいいからお上品な言い方をしてしまうのか??
ペニス連呼は木原小説くらいでえーわw
ペニスかアナル連呼どっちがいいかって言われたら、まだアナルのほうが馴染みあるよなあ
どんだけ人の話きかねー奴なんだよと思いつつ読んでたけど、
攻めの家庭環境を知ったら納得だった。
自分のお母さんとも敬語で会話するし、「ご期待に沿えるよう努めます」って言うし(※親子の会話)、
親も親で、「あなたを産んだのは間違いだって何度も思ったのよ。でも今はいい感じだから失望させないでね!」(要約)とか言っちゃうし。
アホなのかよこのババアはよw
こりゃ、歪んだ子になっちゃうのも納得
こんなに抑圧されたら心がぶっ壊れるもん。
攻めが女の子にクッキーもらって、
受けの前で堂々とゴミ箱に投げ入れるシーンがあるんだけど
「ん?うん生ゴミ
持って帰りたくないし」
生ゴミェ・・・
逆に清々しいような、せめて誰かにあげてくれと思うような、、w
受けが交通事故にあったあと、これでちょっとは失う悲しみとかが身に沁みてわかって
攻めももっと素直になってハッピーエンドかな?と思ったけど
悪化してたw
死んでとかそしたら一生傍に置いておけるとかそれがだめなら殺してくれとか。。
「お膳立てしてやったろ!?刺すだけだ簡単だろうが!」は、
ああそのために直前にリンゴ剥いてたのね!ってさりげない伏線に感心した。
この時点で攻めは後ろに退化し、
「俺は先輩(攻め)のことを諦めないって決めた」って言えた受けは
めちゃくちゃ成長してたと思います。
最終的には2人揃って強くなってたね!先輩ももう墓をぶっ壊したり監禁したりはしないだろうw
受けに出会わなかったらずっと人当たりよく接してストレス溜めまくる人生だったろうね。
受けもまた大変だったが、お互いにお互いを成長させてくれた存在だったと思います。
攻めが理不尽なことを言ったり、ふっとした瞬間に冷めた表情になったり、
得体のしれない怖さの表現がすごいうまかった。
あと攻めは親と絶縁したほうがいい。あ、そうすると金もらえなくなるかw
ただのATMと思って1億メートルくらい距離とって接しとくのがいいね。もちろん自分で働くから金もお節介も金輪際いりません!でもいいしw
受けは1話から最終話までに、ほんとに成長したなあ~
お墓の中の有馬くんにある意味囚われてたわけだけど、
「記憶の中の有馬はいつだって頷いてくれる
もうそれ以外の返事はしない
だからこそ居心地がいい」
ってすっごいよくわかる!
否定も肯定もされないってすっごい居心地いいんだよね!
ただ聞いて欲しい、自分の意見とか愚痴を垂れ流したいだけw
壁打ちはこれがいいんですよ。
人間相手だと「どう思われてるか・・・」って不安になるのが煩わしいので、
聞き上手なロボットが欲しいです。
自分も、じーちゃんの墓の前に行ってブツブツ溜まった鬱憤とか萌え話をすればいいのか、、
でもじーちゃんいい迷惑だよね、、
受けは覗き見ではあったけど、
攻め母のキチガイっぷりをちゃんと目の前で見ることができてよかったよね。
言い方悪いかもしれんけど、
この先攻めがトンチンカンなこと言ったり、
常識ズレてること言いだしたりしたら、
「あのオカンだもんなあ」「この人愛情を知らないんだよなあ」
と思えて、自分が説教かましてあげられるんだもん。笑
きっと今後、攻めはもらったものをゴミ箱に瞬速投球することはなくなると思います。
恋しいこぶし/誰にもなれない
この2つは、途中でコマの余白が真っ黒になります。
「回想、もしくは夢かな?」って思ってたんだけど、
回想のまま終わりましたので、
2つめを読んだ時点で「これは夜の表現だ」ってやっとわかった。
外が真っ暗ですよーっていう表現です。多分。
しかし「誰にも~」の冒頭では普通にちっちゃい時の回想に使われてて若干困惑w
恋しい~のドMの話は、あーこれ絶対受けの妄想で夢オチだろうなと思ってたら醒めないまま終わったから
あー現実だったんだ、とw
「誰にもなれない」は、本編を読んでからだとタイトルがとても重いし悲しい。
この話の攻め、いい奴だなーって思ったんだけど
なんかだんだんと変になっていった。
ぶっ壊れていった。
「ヤベーマジウケる」とか言っちゃうキャラだったかなあ・・・悲しかった。
世界っていう名前を聞くと某Nice b●atのエロゲを思い出すが、
すごい豹変っぷりだったよね?w 世界っていう名前が二次元界に2人もいたとは・・・。
受け可哀想なうえ、最後も報われなかったから読んでて辛かった。
青少年流バイオレンス
これは自分が突っ込みたいと思っているがいつも叶わない、
ちょっと頭の弱いヤンキー受けですw
「へんたいプレイ」で読んでたけど、これはシリーズものだったんですねー。
普段、受けはケンカめっちゃ強くて負けなしなのに、
攻めと2人でいるときはぶたれて気持ちよくなっちゃうっていうw
Mなわけじゃないってとこがまたよかったw
(なんで攻めが相手だと嫌じゃないし気持ちよくなっちゃうんだろ??)
って、その辺のどうでもいい奴にあえて殴らせて血みどろで帰ってきて、
「やっぱお前相手だけだわ!」みたいなねww
攻めは受けの尻とかに平手打ちするわけだけど、
反撃されたら絶対敵わないわけで、
結構1発目は賭けに出てたと思うw
「お前は俺だけのもんだったから価値があったんだよ
誰にでも簡単に股開くくらいならもういらないから」
攻めは腕っぷしでは受けには勝てないが、言葉責め(?)と追い込み方がキレッキレだったw
「お前とはもう別れる」って言ったのは、
あえて向こうから欲しがるように仕向けたとかじゃなくて
本気で言ったのかな~?
「もしかして後つけてたの?」はほんとにびっくりしてたっぽいから、
ほんとに別れる気だったのかな
ストーカーまでしてくるのは嬉しい誤算だったって感じか。笑
受けが変装でかぶってた帽子のマーク「VAKA」には笑ったwww
もうこのおもらしの話は、受けを貶めるっていうと語弊あるかもしんないけど、
それが本当にうまかった!
この話がおもらし特集でよかったー!!と思ったよーw
あんだけ「お前が下になれよ!!」ってギャーギャー言ってた受けが、
漏らして泣いちゃって、「ごめん」「別れたくない」って口でして、
「ヘタクソだなーさっきの女呼び戻そうか?」って言われたら
「オレがするからだめ」ってなったり、ゾクゾクするポイントがいっぱいあった!
攻めの「失禁癖ついちゃったんじゃねーの?だらしねーな」には萌えた。