これほどフルカラーで見たい!!と思った漫画は初めてでした。
帯に将軍×人外とありますがその通りで受けは鳥人間(?)です。
その人外具合が絶妙なの!
- 手はない(羽根)
- 胸(乳首)ある
- 人間のち○こある
- 尻の穴ある
- 足は鳥型
この外見はほぼほぼ鳥なのに人間のちん○んがついているというところがすごくエロかった!
作中に「禍々しい色」だとか「羽根の色がよくない」だとかそういう台詞が出てくるんだけど、
ほんとに原色でドギツいくらいなのかな~とか
どれくらいくすんじゃってるんだろうな~とか
そういうのを想像しながら読んでいましたよ。
エロ ★★★
鴆-ジェン-
舞台は中国かそっち方面かな。台詞はみんな日本語だけど本当は中国語で喋ってるって感じか。
まずやよひさんのお名前からしてレトロなものを感じるし中国が舞台のお話描くのすごく合ってますよねw
個人的にやよひさんの書き文字好きだ~~~
ジェンっていうのは受けの名前じゃなくて種族の名称なんですが
とにかく受けの羽根と衣装の描き込みがハンパなくて画集を見てるような気分になった。この受けのデザインはすごいと思います。
ああこういう細かいイラストを描くの本当に好きなんだなあっていうのが伝わってきましたよ~
ページの間に花の絵と名前が入ってるんだけど、それがまた綺麗でね~
やよひさんの描く植物好きだわ~
コミックスまるまる1冊無駄なページがなく、雰囲気作ってましたね。
人外の良さは、こう動いているものに手を出さずにはいられない(?)、
人間にはない「ついやってしまう本能的行動」が見れるとこだと思います。
どんなにイカつい人外でも目の前で鼠走ってたら飛びつかずにはいられない!みたいなw
猫じゃらし振られれば腹を見せないわけにはいかない!みたいなw
この受けも普段はツンツンしてるんだけど、ふっとした時にデフォルメ顔になったりおもちゃにじゃれてるシーンがすっっごい可愛いの!和むww
鼻歌歌ってたりとか羽根をぺろぺろしてたり、あ~やっぱり鳥で、毛づくろい大好きなんだな~って思うとめっちゃ癒やされたw
受けは手がないから(羽根なので)人間が通常ぎゅっと両手で抱きつくところ
足を使ってぎゅってするんだよね。こう攻めの腰をホールドしまして・・・それがもう可愛くて・・・!
攻めの顎をくいっとするのも足でだし・・・
爪長くて刺さりそうなのがちょっと怖かったけどな(笑)
だから足○キはできないですね・・・珍棒が壊死
でもその代わり羽根コキが・・・やめます
最初受けから「私相手でも勃つじゃないか」って乗って煽ったのに
数分後には自分のほうが催しちゃうの可愛すぎましたね。
受けは射精すると毒素が抜けて(?)羽根の色が薄まってしまうので、
「出さずにい(イ)こう」ってことで
攻め「こっち(尻)でなら出さず気だけ遣れるから」って言うんだけどこの「気を遣る」って言い方たまに出てきますけど萌えますよね。
男の身体の構造に感謝したわ。。
「精通まだだったもんな」って台詞もエロすぎた・・・見た目成人人外なのに「精通」という言葉が出てくるこのギャップ。
もうとにかく攻めのキャラがかっこよかった!
「武人を甘く見るな」と「丸腰だ」って言うところの表情が一番好き!
表紙の通りいつもバンダナ(?)してるんですが、たまに外すと長髪がチラリしてとってもセクシー(素面)でドキドキした
受けは猛毒持ってるわけで噛まれたら人生終了なのに丸腰で檻の中に入ってくとこがすごいかっこいいんだよね。(腕に自信があるから)
受けを押さえつけて餌を食べさせるところが本当にエロいんですわ
攻めが前に飼っていたジェンは客に殺されちゃったんだけど
「そんなに可愛がってたのになんで売ってしまうねん!!
バカヤロー!!」
と思ったんですが
「こいつならどこの家に行こうと可愛がってもらえる そう思ってしまったんだ」
を読んでものすごく納得した。
そうだよねと。自分もきっと同じように思うだろうな~
ジェンスーはジェンを育てて客に売るのが仕事ですもんね。
受けはもともと攻めのお兄ちゃんが飼っていたジェンだったのですが、
お兄ちゃんのこと噛んで殺しちゃうんだよね。
ジェンはすごい猛毒を持っているので一緒にいることでどんどんあてられてしまい、
お兄ちゃんはもう杖なしでは歩けなくなっちゃってたんだけど、
そのことを全く知らない受けが「ご主人様を助けなきゃ!」って肩を貸したりなんなりして四六時中一緒にいて
更に悪化させちゃうんだよね。
それがもう切なくてさ~受けはまさか自分のせいでこんなんなってるなんて知らないし、
本当に助けたい気持ち100%で傍で介抱してたわけだから。。
しかも毒にやられた人間は簡単には死ねず。無限の苦しみ。
だから苦しんでるのが自分のせいだって知って
自分が人殺しになってもいいから噛んでラクにしてあげることを選ぶわけですね。
ああ、ここでこんなにうまく出来ていないでほしかったってくらいうまく出来ていた・・・。
この兄弟が結婚して家族を作らなかった理由とかさーほんとにうまくできている。
無理がないというか読者を納得させるのがうまい。
話がしっかりしてるんだよね。弟が家を出てて兄のことに気づけず最初は受けのこと恨んでたっていうのとかも。
やっぱり自分は「ああうまいな」と思う台詞が好きだねえ。
というか伏線になっているorもしくは伏線を回収してる台詞か。
「私は命のやりとりを仕事にしているから相手が本気かはなんとなくわかるさ」とか、
受けが「誰も私に近寄るな」ってツンツンしてた理由とか(上記)。
これは1回読んでからもう1周読むとまたいろいろ気づきがありますよ。
絵が美麗すぎる故に細かすぎて何がどうなってるかよくわからないシーン(コマ)が数点あったがお話が素晴らしいのでそんな些細なことはどこかへぶっ飛んでいったw
最後は羽根の色を失う代わりに攻めと一緒になることを選ぶわけだけど、また攻めが潔いのね!
葛藤がなかったわけじゃないだろうに、スパッと将軍やめて受けと2人で暮らすから!
男子の鑑!!
今の日本男子にはこの格好良さが足りない!!
って評論家みたいなこと言いだすくらいにはかっこよかった。
受けは「国一番の羽根」の称号を捨てて毒を抜いて真っ白な羽根になるけど、
どっちも美しいことに変わりないですわ
なぜなら心が綺麗だからです。
あれだけ綺麗な真っ白だとさぞ照れ顔///←このとき
で顔真っ赤になったときが映えるんだろうな~~~って思うよねーw
「お前の作る羽根が見たくなった」はこれ以上ないくらいの最高の殺し文句っていうかプロポーズでしたね。萌えた・・・
それにやられた攻めが
「お前、もう少し焚き付けずに物が言えないのか・・・!?」
って言うんだけどわかる!だったw
そんなこと言われたらタマランってw
自分も攻めの立場だったらエレクト絶好調ですね。
ジェンとキスすると(粘膜接触すると?)毒がまわって人間は死んじゃうので、
想いが通じあったときは、こう手のひら越しにキスするんですけどね~それがとっても慎ましやか(?)で萌えた・・・
描き下ろしではちゅーももちろんバッチリ合体するとこまでいきます!!
受けは自分の牙で兄を殺したってこともあり
(もう毒が抜けたのはわかってるけど攻めのこと殺してしまいそうで怖い)
ってなかなかキスできないんですね。せっかく2人暮らし始めたのにAもBにもCにも進まないw
なのに毒が抜けて他の動物も自分から逃げなくなったから、
「(鳥に)口つつかれたーw」とかいって血垂らして帰ってくる受けを見て、
攻めは「俺だってまだ許されてない場所なのに」って盛大に嫉妬しちゃうんだよねww
鳥にww
「馬も鳥も(お前に触っても)生きてただろう。どうするかはお前に任せるよ」と。
お子様キスしても怖くて震えて息荒くなってる受けがすごい可愛かった
攻め「大丈夫、大丈夫だから・・・」ってなだめながら最後までするわけですね~泣いた(T_T)
自分の羽根を噛んで声我慢するんだけどそれをひっぺがしてナチュラルにキスするところに攻めの愛情を感じましたね・・・
ここにいろんなものが詰まってた・・・
ああジェンの性感帯ってどこなんだろうな~~~やっぱり羽根気持ちいいんですかね?夢が広がる。しっぽもあったっけ?
ジェンが人間と一緒になれる道があって本当によかったよ。
羽根と引き換えではあるかもしれないけど、
たった1つでも一緒にいられる方法があって本当に救われました。
ジェンは全体的に品薄っぽい印象を受けましたね。アマゾンでも爆売れすぎてないし・・・(楽ブにはあるけど)
都心のメイトでも地元のメイトでもなぜか置いてなかったし・・・。
メイト特典欲しかったから店員さんに「入荷予定ありますか?」って聞いてみたら未定って言われるレベルwwあれはなんだったんだ・・・。
あとがきに見崎夕さんのお名前がありましたがお友達なんですねー!
見崎さん、ロックアップボーイでも描かれていたのだが、盛大にぶっ飛んだお話でワロタ(笑)
やよひさんはフグの卵巣を食す→毒から今回のお話を思いついたそうですが、
卵巣の糠漬けなんてものがこの世にあるんだ~
人間は残酷だなあ(笑)そこ食べる!?食用にする!?ってw
牛の睾丸とかもあるよね。
名称ちょっと変えてくれりゃいいのにね、お腹の糠漬けとかw
そして「えっちだー!」ってなってゴロンゴロンするやよひさんの気持ちものすごくよくわかりました。毒抜きエロは本当にえっちでした。