前回、商業アンソロの歴史の記事を書いていたら、
装丁の話がヒートアップしすぎてしまい、書きながら、改めて
「ほんとにふゅーじょんの表紙、デザイン、装丁は素晴らしい!」
と思ったので、
自分のお気に入りの”デザインが素敵な本”を紹介してみたいと思います。
単行本は、中身だけじゃなくて「デザイン」も含め1つの作品だと思ってます。
前も言った気もするけど、意外と背表紙も大事です。
ディアプラスや花音のいつまでも変わらない古臭い背表紙を見ていると
いい加減にしろ!と言いたくなる。
ブック●フでリブレコーナーの周辺行くとすぐわかるよね。
なんか悲しい気持ちになってくるのは一体なぜなのか、、
このへんで革命をおこしたほうがいいんじゃないかな?
※ふゅーじょんは黒バスのアンソロを出しすぎなので
必然的に黒バスが多くなっています。
ご了承ください。
Contents
ふゅーじょんぷろだくとの装丁は素晴らしい
まず、ふゅーじょんって最初からデザイン性がずば抜けてたわけじゃないんですよね。
最初はテンプレがありました。
こんな感じ。2009年頃ですね。
シビトさんと2丁目さんは、もしかするとふゅーじょんがデビューコミックスなので持ってる方も多いかもしれません。
自分もこの2冊好きだった
が、最近ではもうこのテンプレが廃止(?)され、
作品1つ1つに合わせたデザイン・装丁で作られるようになりました。
このスタイルで腹をくくったふゅーじょんは素晴らしい。
毎刊が特別待遇です。
きっとコストも結構かかってるんじゃないでしょうか?(わかんないけど)
これって読者側からすると、オリジナリティのあるものって目を引くし、
買った後もお気に入りになるし、
何よりきっと作家さん自身がめちゃくちゃ嬉しいと思います。
「テンプレからの脱却」っていうのは、勇気がいることだけどいいことづくめです。
個人的に好きなふゅーじょんの装丁&表紙
BANBA BURGER
これほど「デザイン」と「本編」、全部が合わさって「1つの作品」になってる本はない。
全部読み終わったあとは「ほんとによくわかってる」と思った。
数ある選択肢の中で、最良のデザインで世に出したと思います。
誰に言われないでも”ハンバーガー屋がコンセプト”ってわかるのがすごい。
表紙のハンバーガーの包み紙っぽい質と色が最高に大好きです。
欠点は裏表紙が酷すぎて本屋で買いにくいってことかなw
自分は普通にアニ●イトで買いましたけど
装丁に関しては、感想記事で死ぬほど言っているのでここでは割愛します。
夜はともだち
これは、カバーをめくると、
夜空が出てきます。
シンプルなデザインがとても綺麗です。茶色なのもいい。
表紙も雰囲気出てて目を引きます。
「どんなお話なんだろう?」って思わずにはいられない。
まあ相変わらず遠目で見ると三巻に見えるわけですが、、w
裏表紙も表紙と同じ構図なのが、あんまりありそうであんまりないパターンでいいですね。
フジワラくんとセトくんのはなし。
ふゅーじょんはほんっとに「背中」とか
「身体の一部」で魅せるのがうまいんだよね~
これ数年前に表紙買いしました。
ただ、「キャラの顔が見えない」トコの落とし穴は、
いざ開いてみたら「あれっ?絵が(ry」ってなることもたまにあるよってことですねw
この作品もわりとそんな感じだったような気がしますw
パライソ
普通のヤ●グマ●ジンとかアフタ●ーンに掲載されてる
青年漫画みたいな雰囲気。
黒×蛍光緑が目を引きます。カッコイイ!
何故か本屋で見たことないけどw、好きです。
でも、Amazonのレビュー見ると全然BLしてないらしい(笑)
なので、あながち「青年漫画みたい」っていうのは間違いじゃないかもしれない。
自分で読んでないからなんとも言えないけど。近いうちに買います!
内緒の数だけ恋をする/お久しぶりです、ダメな人
人物がアップで描かれてて、タイトルがおまけレベルで目立たないタイプの表紙。
一瞬、本屋で見ると「画集か?」って思うくらい文字の存在感がないんだよねww
でも、インパクトはある。
そこが人物アップ表紙の醍醐味だと思います!
タイトルはちっちゃいけど、覚えやすいし、目を引かれるから個人的には好きですね。
スニーキーレッドもインパクト大だし。
玉川さんのほうは涙の描き方が超いいですね。素敵です
高3限定
逆に文字(と裸体)でインパクトを与えるタイプ。
フォントもいいです。
これも間違いなく目に入るが、残念ながら一般書店では平積みされるような本ではないっていう・・
深い意味はなくてBLは規模がちっちゃいからって意味でね。
これ後ろの人ガリガリすぎてこっちがぞわぞわしてきちゃうレベルなんですが・・・
高3限定まだ読んでないんだよな。もう完結してるのかなあ。
おいしいパスタの召し上がり方/コンビニストア
背景で魅せる!パターンの表紙。
このコンビニ本の表紙めちゃくちゃ好きなんですよね~。
あえて”夜”で描かれてるところがとても素敵だと思います。
外から店の中に入れず眺めてるだけって構図も素敵です。
アンソロ編(主に黒バス)
カレシシリーズ
カレシシリーズはもはやふゅーじょんの十八番になりましたね。
オールキャラの本もあるけど、カレシシリーズはキャラ単体本のデザインのほうが好き。
色が統一されてるトコにとても魅力を感じます。
恋部屋シリーズ
オサレレベル ★★★★★★★★★★
全シリーズ並べて見てみると圧巻。
堂々と前を向いて買える本だと思います。
いや、オタはむしろオサレすぎて気後れしちゃって逆に買いづらいかもしれない。
背景って一色でも見せ方によってこんな素敵なんだと思わせてくれた表紙。
OISシリーズ
ファッション雑誌のカタログか?
もうオサレすぎて・・・
と思いきや、
ORE
IROni
SOMARE
がダサすぎてじわじわくる
色がちゃんとキャラに合わせてあって、火と赤で赤の色も違います。
よく見ると「O」の中がボールになってるところも好きです!
こういうデザインってどうやったら考えつくんだろう。ほんとすげーよな
Daysシリーズ
前にも言いましたけど、
「かわいい表紙で目を引いて購入させる」って概念を覆した。
ポスターで欲しいくらい、綺麗でいつまでも眺めてたい表紙。
えろほんシリーズ
えろほんシリーズの表紙は、
なんでこんなに心の底から「可愛いっ・・・!」って気持ちが出てくるのか。
多分、この色使いと塗りにすごく惹かれるのかな?
(3)では、色あんまいれなくなっちゃって非常に残念だった。
そうじゃない!この目に痛いカラフルさとエロのギャップがいいんだ!
「手」編
「手」だけ。
手だけでもどっちがどっちなのかわかるのがすごいw
色黒だからこそできた構図ですね!
すごい。発想が。
ここまで内容が想像できない表紙もないんじゃないか。
こっちは「私はドMです!」と宣言しながら買うようなもん。
無駄に脱いでる編
「これは下着のカタログなんだ!」
って自分に暗示をかけても本屋で買うのは至難の業。
多分ずっと見てると見てるほうが恥ずかしくなってくるタイプのやつww
なんで赤司クンはふんどしなんだよ。ふんどしは真ちゃんだろ!
いやしかし・・・その・・・
ウホッ!いい身体・・・ですね、、
うますぎですわこれは・・・
ほんとに絵が描ける人ってすごいなあ。
発想の勝利。エロい!が先に来るか、かっこいい!が先にくるかで変態度がわかります。
まだ下着カタログよりこっちのほうが堂々と買える。
ウホッ!いい身体といえば・・・
いつだかふゅーじょんのアンソロ買ったときについてたチラシが、
とてもBLアンソロの案内とは思えませんでした。
なんのカタログだ
やっぱ腹チラ全開が一番目を惹きますね。
無駄に病んでる編
怖い。
やばい。
ヤンデレがテーマなのかな?と思いきや、
ただの健全なCPアンソロらしいw
なんでこうなった
ヤンデレじゃなくて束縛方面を強調したかったのかな?
ゲームのパッケージ編
P●P専用ソフトかな?
まあそれを狙ってるよねw
ページ数が少なめだがら半分の値段ってことらしい。
ロゴ的な意味で
ふゅーじょんは今後もこのまま行って欲しい!
BANBA BURGER、恋部屋シリーズ、OISシリーズ
のデザインが特に好きですねー。
そっちも好きなのいろいろあるのでまた書きたいと思います。