トモとトモの話【11】部下×上司 ~キスだけ編~

トモとトモの話【11】部下×上司 ~キスだけ編~

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自分の性癖を全部詰め込んだ小説。19歳のときに書いたやつです トモとトモの話<1>部下✕上司~雄っぱいずり編~ 「ト...
↑参照 トモとトモの話<2>~初めて編~ 『またな』 またなってことは、また来てもいいってことで。俺の居場所がある...
↑参照 トモとトモの話<3>部下✕上司 ~騎乗位編~ 「智樹さん」 「んー?」 下の名前で呼ぶ許...
↑参照 トモとトモの話<4> ~お風呂&尿道編~ 誰もいなくなった会社のオフィス。他...
↑参照 トモとトモの話<5>部下×上司 ~イラマ編~ 「あの…智樹さん」 ...
↑参照 トモとトモの話<6>部下×上司 ~素股編~ 「ただいま」 「あっ、...
↑参照 トモとトモの話<7>部下×上司 ~足舐め編~ 「トモ...
↑参照 トモとトモの話<8>部下×上司 ~ショタ編~ ...
↑参照 トモとトモの話<9>部下×上司 ~受け視点編~ ...
↑参照 ~口で編~ 俺は時計の針が12時...

↑参照

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~キスだけ編~

「ただいまぁー」
靴を脱ぎながらリビングまで届くように声を張り上げると、すぐにバタバタと足音が聞こえてきた。
「おかえりなさい」
飼い主を出迎えるでっかい犬……みたいなヤツ。こっちが脱力しそうになるくらい、ふにゃっとした幸せそうな顔。こんなやりとりが当たり前になったのは、いつからだろう。
「お前な…いちいち来なくてもいいって。座ってろよ」
俺にはトモのケツで犬のしっぽがぱたぱたしてるのが見える。どーしよーもないバカ犬だ。けど悲しきかな、俺はこいつの隣にいるのが一番安心できる。
そのままリビングに向かおうとすると、手を取られて壁に押しつけられた。
「何……、んっ」
いきなりキスされる。反射的に口を閉じた。別に嫌だった訳じゃない。急すぎて、びっくりしただけ…。すぐ諦めるだろうと思ったのに、歯列をつつ…となぞってくる。ゆっくり、何か訴えてくるみたいに。
「…………」
目が「早く開いて」って言ってる。歯をちろちろくすぐってきて、むず痒い…。仕方なしに少しだけ開いた。
「っ、ん…!」
少しの隙間に、逃がさないとばかりに遠慮なく入り込んでくる。
「!ふ……っぁ、」
すぐに深くなって背筋がぞくぞくした。ふれあう部分が熱を持ったみたいに熱い。
「っふ、ふ…、は…っ」
ちゅう、ちゅう…と慈しむみたいに吸ってくる。乱暴すぎて苦しいからやめろと言ったのは俺だけど、こんな…素面の時にゆっくりされると、恥ずかしいやら逃げたいやらでどうしようもなくなってくる。
「はぁっ……っ、待て…」
「んー…?」
「お前…しょっちゅう盛るの、やめろ…中坊じゃあるまいし」
一瞬離れたスキに言ってやった。
「中学生はこんなエロいキスしないでしょ」
「ぁ!っ、こら…っ……、んむっ」
言いながらまた顔が近づいてきて、口を塞がれる。何度も何度も角度を変えて貪られる。舌が絡むたびにぐじゅ…と頭の中から嫌な音がして、身体が震えた。
「ふぅぅっ……!ん、んく…んんっ…んく、…」
唾液が口の端から溢れてきそうになって、仕方なしに飲み込む…。嚥下する音がやたら大きく聞こえた。
「はあ…智樹さんの、おいし……もっと飲ませて…」
「ん゛ッ!?んん゛っ……!!」
瞬間、舌をじゅっと強く吸われた。引っこ抜けるんじゃないかと思うほど。痛いくらい…なのに、下腹がぞくぞくした…。
「ぁ……」
トモの喉が小さく動くのを見て、羞恥でかっと血が上った。
「足りない…もっとちょうだい」
「んうぅっ」
もっとったって…これ以上どうしろってんだよ…!
早く、と催促するように甘噛みされる。
「ふぁ……」
「ん~~…」
舌だけ引っ張り出されて、噛んだり、吸われたり、好き勝手に弄ばれる。
「えぁ、ぁ」
まぬけな声が漏れる。やめさせたいけど、身体に力が入らない。腰が砕けて……逃げ出せない。
「智樹さん、いい匂い…たまんない……すげー好き…」
…好き……まるで呪いの言葉みたいだ。脳の奥までこびりついて、言われるたびに身体が跳ねる。
耳にちゅっとキスされて、耳の中に舌が差し込まれた。
「好き…」
「ひっ……」
脳に直接囁かれてるみたいな…感覚。わざと低い声、出してる…な、こいつ……。触られるといつもこうだ。脳から身体を全部支配されて、おかしくされる…。
「ぅ、わ…」
中を探られて鳥肌が立つ。耳たぶを食まれて、軽く引っ張られた。
「っ……、ぁっ」
普段触られもしないし、ましてや噛まれる場所でもない。引っ張られると、変な感じがする…
「ぁ…う……、ゃ…」
くっと顎をあげられて、反抗しようとした言葉も呑み込まれる。
「!、バカ…っ~~…、…っ」
息つく暇もない。このまま魂ごと喰われるんじゃないかって妄想に捕らわれる。
「ふ、ぅ、はふ…」
上の歯のカタチを確かめるみたいに、舌先で擦ってくる。
「あ、ぁ」
表を触ったら、裏側も、全部…。触れてないところがないんじゃないかってくらい、奥まで…生き物みたいな舌がすべってく。
「あ、ん、ん」
こんな、やり方……
膝が笑って立っていられない。
身じろぎして目を開けると、視線がぶつかった。全て見透かされてるような目…。こいつに何も隠し事はできない。隠したって、無駄だ…。
「ぅん…んんっ……っん…、は…」
も…酸欠んなる……。舌を追い出そうと思っても、すぐに絡め取られて、喉の奥まで犯されて……もう…
「は……智樹さん、背中に手、まわして…」
唇が触れたまま喋る。
「はぁっ、はぁ、……ぁ…?」
「ぎゅって、して」
「な…」
「お願い」
壁に押し付けられていた手を、トモの背中にまわされた。
「っ……!」
こんなのは……嫌だ。俺から欲しがってるみたいで。けど…酸素が足りないし、頭はぼーっとして、膝も笑ってて…まともにものを考えられなかった。
「んんッ……っ…!」
迷っていると、後頭部を捕まれて引き寄せられた。
「っ…、……っっ…」
もう、どうにでもなれ…!ヤケクソになってしがみついた。
「んっ、ン…~~っ…」
引き寄せて、引き寄せられて…隙間がなくなるくらい密着する。今までこんなに近い距離でくっついたこと、なかったかもしれない…
「はぁっ…はふ、ぁ、ん…っっ~~…!…」
ぐちぐち、ぐちょ、ぐじゅ…
頭の中に水音しか聞こえない。
「ぁふ、っっん…はあっ」
こんな…なんだこれ……?なんだ、この状況……
意識がぶっ飛びそうでいっぱいいっぱいなのに、俺の頭の中ではいつか会社帰りに見た酔っ払いのバカップルが浮かんでいた。人目も気にせず、駅前で、見せつけるようにキスするバカ…。
「ン~~っ…、…!は、ん、んふっ…」
それと同じだ…。今の俺。
「ふ、ぅんんっ……、っ…」
密着したせいで、舌がもっと奥まで入ってくる。それ以上やめろ!…と言いたくても、喋ろうとすると唾液が顎を伝ってぼたぼた落ちていく。
「ぁふ…っは、んン……、ぅ、っっ!」
シャツをまくられて直に肌を触られる。触れるか触れないかのタッチで、背中を下から上へつーっとなぞられた。
「んぶっ…ぁ!、……!…」
ぞわぞわっと悪寒が走って鳥肌が立つ。そのままジーンズを少し下げられて、尾てい骨のあたりをくりくりと押された。
「~~~っっっ……!!」
ぶわっと目の前に星が散って、頭が真っ白になった。
ひく、ひくっ…
身体が大袈裟に痙攣して、一気にだるくなる。
も、だめだ…駄目………。しがみついてないと、落ちる…。
「ふぁ…、……は…」
ぼーっとしてまともに考えられなかったけど、最悪の事態、に……なったことだけはわかった。下着の中が、気持ち悪い…。
ずるずると壁を背にしてずり落ちると、トモも俺を支えながら一緒にしゃがみこんでくれた。
「ぁ…!」
濡れて嫌な感触がするそこをぐりぐり押される。
「キスだけでいけたね」
…なんでそんな嬉しそうな顔、してんだよ…。
「好き」
ぎゅうっと抱きしめられて、また耳元で囁かれる。ぴくっと身体が勝手に反応した。
「大好き」
ものすごい快感と脱力感で、身動きできない。まだ、舌が口の中を這い回ってるような気がする…。
「ん……」
俺は無駄にでかい犬の温もりを感じながら、そっと目を閉じた。

おわり