タイトルでネタバレしてるんですが、ネタバレしないようにつけようと思ったんですが、
リーマン×脚本家のように平凡に書いても絶対読まれないと思ったんであえてそうしました。
正確には17歳から82歳まで。
ニューヨーク・ニューヨークみたいな死ぬまでが描かれてる作品ってほんとにずるい(泣くから)と思うと同時に
すごく好きだから、もっと増えてほしいなって思っている。
2人の生涯を描くってなると、どうしても長くなっちゃうんですが、
それを単行本1冊で物足りなさを感じさせずに描いてるからすごい。
アマゾンに帯も出ていたので貼っておきます。
エロ ★★
Life 線上の僕ら
17歳
前半はすごく少女漫画w
少女漫画の男×男版。
そしてタイトルがすごく一昔前のトレンディドラマっぽいよねww桜井幸子とかが出てそう
2人がどうやって出会ったかというと
小学生「コイツ大人のくせに道で遊んでるぞー」
冷静に考えると高校生になって線遊びしてる2人が可愛すぎるわけです。
晃(攻め)が、線の上でしか受けに会えないから、もっと話したいな、なんとか引き止められないかな?
って思うんだけど、いきなり全てを飛び越えてちゅーしちゃって、自分でやって自分が一番びっくりした顔してるのがツボだったww
夕希(受け)が小学生と仲良くなってキャッキャしてるところ可愛すぎたし「線たどっていけば?」って小学生に教えられるとこがすごい好きw
ここが、のちのフラグになるとは思わなかったからすごいよね~(アラスカ)
帰り際に人気のないところでちゅってしちゃうのが少女漫画!
10代っていいなーって思ったよ!青春!
妄想の夕希の姫フォント激しく噴いた
「奥突いてェ」で一番笑ったwww
夕希「こーやってたどってたら
なんかスゴイところに着くよーな気がする」
「へー」
って女の子の反応ツボすぎるwww
ここで「そーね最近よく喋るかな!」って言ったのはちょっとした仕返しだったんだよねw
黒コゲ感電死の設定された晃の絶望っぷりハンパじゃない
めっちゃ絶望してるwww
ここでもタイトルにちなんで線が出て来るんです。
夕希「どもるなら やめておけよ 名前呼び」
からの夕希が晃のこと呼ぶときもどもっちゃうところがいいんだよね~~~w
21歳
21になったら晃がタバコ吸い始めるの、
かっこつけ始めちゃうところになんとも微笑ましい気持ちになり萌える。17歳のときから見てるだけあってw
21歳は就活の年齢で、
夕希「俺だけこんなあやふやなままで何となくみんなの後ろついてってさ
それでたまたまどっかに入れたとしても
それでいいのかなあ」
って悩むのがすごい大学生って感じで、よかった!
21になっても習慣で線の上歩いてる2人可愛いし、
本人たちは無意識かもしれないけど、
2人が出会ったキッカケだから 大切にしてるんだろうな~って思った。
25歳~28歳
海行ってキャッキャする2人可愛すぎるんだよねww
ここで夕希が「脚本家になりたい」って言うんだけど、ここで鮫とか砂漠とか想像力豊かなところが生きてくるのすごいな~と思った
夕希「一生ああして楽しめたら最高だろうなぁ」のところからすでに2人に温度差があって、
ここで晃は「一生なんてそんなの無理だ」ってわかってた。
「男同士で無理だ」って。
夜起きて、夕希がいないって気づいたときに、「なんでいないんだ?」じゃなくて、
晃「ああやっぱりな」って思ったと思うんです。
晃(足元から滑り落ちるように怖いと思った)
夕希はあんまり先のことを考えすぎないんだけど、晃はすごく考えちゃうんだよね。
この辺からはっきり不穏になってきて、28歳、エロいことしてるのにマグロ感辛い
もう(気のせいだ)では誤魔化しきれない、距離置かれてるなって気づく夕希が切なかった。
三矢さんの描く赤ちゃん可愛かったよねww
「いつか(アラスカ)一緒に行こうよ」って言う夕希の笑顔ほんとに素敵なのに返事を聞くのが怖くて怖くてしょうがなくてめっちゃ早口で喋っちゃうの寂しくて
なんでそこで「行く」って言ってやらないんだーーー!晃ーーー!!
と思ったよね・・・。夕希の光を失った目があまりにも切なすぎた。
“自分の弱さを誤魔化すために未来の俺の気持ちまで決めつけるな”
そうそう!!ほんとそう!!晃の前では一生懸命取り繕ってたけど、最後にわっと泣いちゃう夕希がもう、、もう、、
31歳~
ああ~~~~晃、結婚したのかっっ!!と!!
あー晃の弱いところ可愛いなって思ったんだよね(笑)
男同士=いつか終わる=それが怖くて怖くて結婚したわけだから。
行きずりの男とヤケになってやっちゃう夕希が、もう そうなっちゃうよなあ・・・ってすごいわかるわけですよ。
晃「別れよう」って言われたのが28のときだから、
それから3年、ずっとあのレイプ目で過ごしてたのかと思うと思うと心の涙が止まらなかった。
からのどこに怒りが向かうかっていうと、読者「晃~~~💢」ってなるよねww
晃の言う「正しいレール」は、正しいのはいいけど、幸せか?なわけで、
会社終わってもカフェで粘ってるって全然幸せじゃねーじゃねーか!!とw
公園のベンチで、日が昇るまでずっと受けのこと考えてるのはおそらくBL史上最多。
みんな多分1~2時間くらいで帰ってます。
「また目が覚めたときいなかったら」
「彼が俺より大事なものをみつけ離れていくことがあったなら」
あーそうか別れようって言った裏側には愛しすぎてて怖いがあったからなんだなあと
ひっくひっくしながら帰ってくるの可愛いし穂香さん(嫁)の「エー」www
離婚披露宴www 穂香さん肝据わってて素敵な人だよね!さすが会社でも仕事できる人だなって思ったw
夕希探して連絡できないまま3年は長い。
長い・・・!!
長いよ・・・。
真っ暗なコマのところすごい切ない
忘れられなくて無意識に線の上歩いちゃう晃がもう・・・!
このアラスカで会うシーン大好きなんだけど、
運命すぎたし見てまず一番最初に自分が思ったことは、これは結婚するしかない!!
だってこんな偶然が、離れた手をもう1回掴めるチャンスがこの先あるか?
ここで夕希がおもっくそ手加減なしに殴ってくれたのはスカッとしたよね(笑)
バッチリ手袋外して殴ったのすごい笑ったww
そりゃもう100発殴っても物足りないくらいだよねって。
この晃の「愛してる」しか言えない機械と化すところがまたいいんだよね、、1歩間違えたら要注意人物だったけどすごく好きだった。
この2人はこうして一緒になれるまですごく時間がかかったけど、人生ってこういうもんだよなあと。
遠回りするのが人生で、この2人には必要な回り道だったんだろうなって思う。
「別れよう」って言われてから8年(!)、
ほんとに・・・ほんとに夕希は頑張ったなあと・・・!!
ついでに後半の数年は晃も!
夕希「・・・晃は 昔からたくさん考えすぎてわからなくなるんだ」
そうそうそうそうそう(笑)
冷蔵庫のくだり好きだったww
穂香さんも再婚して幸せそうでよかったよね~~!!😊自分も幸せそうなところが見れてすごく嬉しかった!
勃起に悩む54歳!
晃「置いてっちゃうな」と
夕希「三度目だから慣れてるわ」がもう、、もう、、
1回目→1話で晃がキスしてってなって避けたとき
2回目→「別れよう」って一方的に言われたとき
3回目→今
連載で追ってるときは「ああ2人が成長するお話なんだ!自分のめっちゃ好きなやつだ!」って思ってたんだけど、
まさか死ぬまでが見れると思ってなくて、
Lifeは2人の出会いの道であり、人生の意味(LIFE)でもあったんだなあと思ったのです。
晃、69じゃ早い!
早いよ・・・。
ここでもタバコのエピソードが生きてきてしまったのかもしれません。肺だったのかもしれない。
夕希、晃が逝ったあとでよく・・・よく独りで、13年・・・生きたな・・・!と・・・!
最期まで晃はこのやろー夕希のこと独りにしまくりだよーーー!!だったよね!!
もう、、もうほんとに、、もう・・・
病室のドア開ける夕希がすごい無邪気で楽しそうで泣いてしまった。
最後の2人がほんとにキラキラしててね。
最終回は、出かける前にサッと読んだら泣いちゃって「え・・・これどうしよう・・・」ってなった思い出ですが、
今もっかい読んでも最後のページで泣く。
どういう気持ちになって泣くかというと、「ああ2人はもうこの世にいないんだな」って思って泣く。
夕希は「別れよう」って言われてからアラスカで再開するまでと、晃が逝ったあと、
本当にたくさんの孤独に耐えてきたなと思うんですが、夕希本人にとっては、
空いた時間が気にならないくらい、晃と濃い時間を過ごしたんだろうなと思います。
描き下ろし
生まれる前に遡るそうきたか!
晃母「そもそも人間育てるなんて責任重すぎませんか?」わろたwww
生まれる前から会ってたんだなあ
あー晃は11歳の頃から「子供と同じことしてたらおかしいよ」って思ってた子だったわけね。
それが夕希「一生ああして楽しめたら最高だろうなぁ」を聞いたあとの顔に繋がるかな?
ギッタンバッコン(健全)
自分も夕希のいつまでも子供心を忘れないところ好きだし、脚本家は天職だと思うw
先に逝った晃が幽霊になって見守ってるのワロタww
こうやってギャグに昇華してくれるとすごい和むし安心するww
自分はシーモアで買いましたが天国で再会→
晃「64年ぶりの制服姿めっちゃかわいい」死ぬほど笑った
64年ぶりwwww
大丈夫、天国で幸せにやってますよ!
とにかくたくさんの伏線は見事で今回もとても好きな作品になりました。
この作品を読んで、出会ってから死ぬまでのBL、もっとたくさん見たいな~って思いましたが、
続刊になると自分だけの奇病「前までの話忘れる病」にかかるので、
そういう意味では、「咬みつきたい」から話作りがうまいなあ~と思ってたけど、
やっぱり三矢さんにしか描けなかったお話かもしれないなと思った。
(芳文社/常倉三矢「Life 線上の僕ら」)