前回から続きますが、
ファンレターやアンケートのフリー欄に
何をどうやって書いたらいいかわからない。
基本的に書きたいように書けというスタンスは変わりませんが、
自分なりの書き方をまとめてみます。
Contents
ファンレターの書き方
こういうのは書いた方がいいよとはいえど実際に書いてあるものを見る機会はない。
だから本当にこれでいいのかと不安になる。
自分も昔はそうだったので実際に私が送ったやつをあげておきます。
ケンジとシロさん①のネタバレを含むので注意です。
これは奥付の私書箱宛に送ってもいいのかなと思いましたが、
モーニング編集部に送った方が力になると思い、そちらに送りました。
意外と中身はなんとかなるけど、
躓くポイントは「書き始め」と「締めの言葉」であるように思う。
個人的に、ミスして修正テープ使ったところがあれば
最後に「緊張して字をミスしてしまってすみませんでした」的な文面を入れたほうがいいかなーと思ってます。
自分が相手の立場だったらって考えてみると全然気にならないんだけど(どんなに気をつけててもミスしてしまうことがあるってわかってるから)、
なんか自分がやるとなると嫌っていうか、そういうのってありますよねw
前は勢いを大事にしようと思い(半言い訳)一発書きでいっていましたが、
今は
パソコンで下書き→修正→印刷→それを見ながら書く
という風にやっています。
これだと、誤字る確率が少なくなります。
コツは印刷する時点で自分の中で「これでよし!」という完璧な状態にしておき(文章としての完璧さじゃないですよ)、
清書してるときに「あっここやっぱちょっと変えようかな」と思って修正しないことです。
その時はスッキリするかもしれないけどあとで最初から読み返すとテンポが悪くなります。
文章は一区切りじゃなく全体の流れとリズムが大事です。
これはブログを書く時にも通ずるものがあるのですが、
文章っていうのはパズルでOK
1から書こうとしない
1話の~~~が、
2話の~~~が、
順を追って書こうとしないこと。
「一番最後の合体して@@して(自主規制)するところが萌えました!!!」
一番好きなシーンを最初に熱く語ること。
付箋読みをする
あ~~~ここ萌えた!一番好きなシーン!絶対あとで書く!
と思っても、そのあと更なる萌えシーンが出てきてそのあと更に(以下略)
読んでるうちに頭から飛んで行くので、
付箋を貼りながら読んでいくと、あとでまた付箋を振り返っていけばすぐ思い出せるので捗ります。
まず思いついたままに書く
まず書きたいことを後も先も文の繋がりも考えず付箋を見ながら、
あるいは思うままにばーーーーっと書き出します。
これは男子寮の感想を書いてたときの途中経過ですが、
こんな風に改行しまくってとにかく書きたいことを全部書いていくのです。
で言いたいことを全部言ったら最初から見返して、
一節を1ピースと考えて、
バランスを見て順番を入れ替えていくんですね。コピペして。
エロについて語ってるとこはエロでまとめて~みたいな感じで。
それに「あと、」とか「それで、」「それと、」とか繋がりを足す。
これで一応人が見れるレベルの文章にはなります。
日本語を正しく使おうとしない
例えば「すごい」とか「すごく」っていうのは否定的な言葉(らしい)ですが、
そんなことを気にするのは上流貴族くらいだと思います。
普段の会話の中で「とてもよかったよね~!」なんて言う人いないでしょ。
逆にそんなにかしこまってたら、遠い世界の人みたいになって、親しみがなくなると思います。
正しい日本語を使おうとするよりも、リズムを大事にすること。
文章の流れを大事にすることです。
否定的な言葉を別の言葉に置き換えられないか考える
例えば「でも」→「けど」「けれど」「それでも」とか
ホモって言葉をあんまり使わないようにするとか
アタリハズレって言い方をしないようにするとか
買えない→完売にするとか
これはすっごく感覚的な部分があり、
自分の中でどこが引っかかるか?気になるか?というのはその人の性格によるので伝わりにくいかもしれないのですが。
見極め
作者の意図を読み違えると失礼だから感想言わない←国語教育の弊害?という意見があったが、実際『私はこんなつもりで描いたんじゃない!』とファンを吊し上げてた某漫画家さんを知ってるので、感想を伝える作者様はよくよく検討しなければ……と思ってますお互い傷付くか、悲しいだけだもんなー
— 銀の麦(腐魔女承認済) (@k_ginnomugi) 2016, 1月 20
正直これもあって、見極めるのは大事だと思ってます。
作品、あとがき等から繊細そうな人だなとか面白い人だなとか、
テンション高い人だなとかそういうことを読み取って、
その人によってキャラを変えるというのは必要だと思います。
できる範囲でやる
雑誌で人気が出ないとコミックス化はないというのはこの世の真理ですが、
もちろん、たくさんの雑誌やコミックスを買って応援してあげられたら一番ですが、
無理をしすぎないことです。
自分もすべての雑誌を買うのは無理です。
当たり前ですけどお金もかかります。
あんまり無理をしすぎると、どんどん辛くなって
そのジャンル自体が嫌いになるところまでいきます。
これは経験したことがあるのでわかります。
「できる範囲でやる」
これがずっとずっと長くそのジャンルを愛せるコツです。
自分が潰れたらアンケ以前に買うことも何もできなくなって、
それが出版社にとっての究極の損にもなると思うし。
こういうのは人の数だけ自分なりの正しさがあると思います。
書いたものはとっておこう
書いたやつは、半年後、1年後に読み返すと、
「自分こんなこと書いてたんだなあ」って羞恥プレイにもなるけどすごい面白いので
写真なりスキャンなりして取っておくのをオススメしますw
あと不着のときにもっかい書いて清書できるように。
まあ不着かどうかを知る術はないんですけどねww
あとになって「ああ本当に届いてるかな!?」って気にしすぎて不安になる人は、
自分もそうなんですけど封筒の写真も撮っとくといいですよ。
ああ住所は書き間違えてないって安心出来るから。(笑)
写真を送ろう
つい1ヶ月前くらいに知って驚いたんですけど、
今時携帯(iPhone、Android)で撮った写真って、アプリから電波飛ばしてコンビニで印刷できるんですね。
あの写真用のしっかりした紙で。
マジかよと思って本当に驚いたし進化しすぎワロタって感じですか。
何か作家さんの好きなものとか、作品に関連するものとか、
もし「これ見てもらいたいな~!」と思ったものがあったら
携帯で撮ったやつも簡単に印刷できるので是非やってみてください。
カラー写真1枚30円で印刷できました。
切手
自分は切手を安く買えるときにまとめ買いしちゃったんだけど、
書いてるとだんだん「可愛い切手使いたいな~!」って思うようになりますね。
これは完全に誤算であり、しくりました(笑)
年賀状で元から絵柄プリントされてるハガキとかって価格上乗せされてるけど、
切手ってどんなに可愛いデザインでも82円で売ってるのよね。(たぶん)
郵便局でいろいろ見てみるのも楽しいですよ。
重さ
ヒートアップして便箋がボリューミーになったときは、
念のため送る前に重さをはかって確認しましょう。
郵便は
25g以内82円
50g以内が92円
になってます。
実際に郵便局側がいちいち計ってるのかわからんし、大体が数十グラムなので木にしなくても大丈夫ですが、
さっきみたいに写真やらなんやらを一緒に入れるとオーバーするw
何か同封したり、あーちょっといったかなと思った時は念のため確認しましょう。
足りない場合、こっちに戻ってくるんじゃなく向こうに請求されてしまうので・・・(多分)
ちなみに10円切手も郵便局で売ってます。
同じ作家さんに複数送る場合
こちらがお手紙なりツイッターなり送る→返信くれる→
(また送る→返信くれる)
このように続いたとき、またはこちらが続けて2回以上出すときは、
自分が一番いいと思うのは、こちら側が
「次にメッセージを送る期間を空ける」
だと思ってます。
お返事いただいて、手紙であれツイッターであれ、
毎度即返信!だと、
それこそ作家さんが
「あ、すごく早くお返事くれた!こちらも早く返さなきゃ」
ってプレッシャーになってしまう気がします。
なので、お手紙を出すのは
新刊が出たとき&
雑誌に新しいエピソードが掲載されたとき
が最適だと思います。
最新刊の感想+お返事ありがとうございます、という感じですね。
そしたら2~3ヶ月に1回とか、半年に1回とかになり、
あまり負担をかけず、ほどよい距離感になるのかな?と思ってます。
その際に「お返事ありがとうございました」と書くと、
また「返事くれー!」と催促してしまっているように見えるかもしれませんが、
それを薄めるために(?)自分は最後に
「これからも@@先生の作品が読めるのを楽しみにしています」
という文章を必ず付け加えます。
暗に
「あなたの新作がまた読めることが私にとって一番のお返事になります」
的な意味をこめてます。
作家さんもプロなので、きっとみなまで言わずとも作品で返すのが一番だと、
こちらの気持ち(意図)もちゃんと伝わってると思います。